2017/10/27
もし大きな地震が起こってしまったら、私たちの身の回りにどのようなことが起きるでしょうか?
①強い揺れによる被害
地盤が軟弱なほど揺れは強くなります。
平野部の河川や海岸の近くや埋め立て地は水辺の低地にあたり、揺れの強い場所です。
こうした土地に建つ建物ほど倒壊する危険性があります。
また、建物が高くなるほど揺れ幅も大きくなります。
その他強い揺れによって、線路が変形したり、走行中の列車が脱線したり、橋が崩落して交通が寸断される可能性があります。
②液状化
液状化は地下水面が浅く、砂地の地盤で発生します。
このような地盤は水辺の低地に多く、地盤が液状化すると建物が沈んだり傾いたりし、
マンホールが浮き上がったり、地下に埋めた水道管やガス管などが壊れたりして、
家で水やガスが使えなくなることがあります。
また、地下水と一緒に砂や泥が噴き出すと、浮き上がったマンホールによって車の通行が難しくなり、
消防や救急の活動の障害になります。
③土砂災害
土砂災害には山の急傾斜地での土砂崩れや、山を削り、谷を埋めて平らな土地を造った住宅地の地滑り、
河川堤防の沈下や崩壊などがあります。
また、雨が降り続いたあとの地震は、地盤が水を含んで崩れやすくなり、土砂災害を起こす危険性が高まります。