地震危険等上乗せ特約の説明 - Part 2

噴火に備える③

噴火に備える③

2017/11/14

火山防災の心得

火山の近くに居住している方、または近くに立ち入る方は以下のような心構え、準備が必要です。

①ハザードマップ(火山防災マップ)を見て噴火警戒レベルに対応する危険な場所を確認しておきましょう!

②あらかじめ避難場所を確認しておきましょう!

③異常と思われる現象を発見したら、すぐに地元市町村、警察、気象台などに連絡しましょう!

④気象庁が発表する噴火予報及び噴火警報に注意しましょう!

⑤噴火のおそれがある場合、危険な地域では事前の非難が大切です!

⑥地元市町村の指示があった場合にはそれに従いましょう!

⑦噴火時の風下側では、小さな噴石が風に流されて遠方まで降るため、注意が必要です。丈夫な建物などに避難しましょう!

⑧土石流、融雪型火山泥流が発生したら、流路から遠ざかる方向に避難しましょう!

⑨火山ガスや噴気地帯に気をつけて登山計画を立てましょう!

出典:気象庁

 

噴火に備える②

噴火に備える②

2017/11/10

噴火によってケガなどをしないようにするためには、どうすれば良いでしょうか?

まず、正しい情報をきちんと確認して、山に近づかない、すぐに逃げるといった行動をとることが大切です。

気象庁は火山災害軽減のため、全国110の活火山を対象として、噴火警報・予報を発表しています。

噴火警報は生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流など、発生から短時間で火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない現象)の発生や拡大が予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(この範囲に入った場合には生命に危険がおよぶ)を明示して発表します。

なお、「警戒が必要な範囲」が居住地域にまでおよぶ場合に発表する「噴火警報(居住地域)」を特別警報として位置付けています。

噴火警報には「警戒が必要な範囲」を踏まえて噴火警戒レベルがあり、防災機関などの行動が避難、非難準備、入山規制、火口周辺規制、平常という5段階のキーワードとして示されています。

これらの噴火警報は、報道機関、都道府県等の関係機関に通知されるとともに、直ちに住民、登山者、入山者に周知されます。

噴火警報を解除する場合などには「噴火予報」を発表します。

 

噴火に備える①

噴火に備える①

2017/11/09

噴火によってケガなどをしないようにするためには、どうすれば良いか?

まずは噴火に対する基礎知識をもって、行動につなげることが大切です。

<気象庁の発表する火山防災情報>

気象庁は、火山災害軽減のため、全国110の活火山を対象として、噴火警報・予報を発表しています。

噴火警報は、生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流など、発生から短時間で火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない現象)の発生や拡大が予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)を明示して発表します。

なお、「警戒が必要な範囲」が居住地域まで及ぶ場合に発表する「噴火警報(居住地域)」を特別警報として位置付けています。

噴火警報には「警戒が必要な範囲」を踏まえて噴火警戒レベルがあり、防災機関などの行動が避難、避難準備、入山規制、火口周辺規制、平常という5段階のキーワードとして示されています。

これらの噴火警報は、報道機関、都道府県等の関係機関に通知されるとともに、直ちに住民、登山者、入山者に周知されます。

噴火警報を解除する場合等には「噴火予報」を発表します。

これらの情報を入手し、指示に従って適切な行動をすることが大切です。

リンク:気象庁「噴火警報と噴火警報レベル」(PDF)

出典:気象庁

 

家具類への対策③ 地震動に対する対策器具の効果

家具類への対策③ 地震動に対する対策器具の効果

2017/11/07

固定具など対策器具についてまとめました。

●家具をL字型金具などで変えに直接ネジ固定する方法が最も効果があります。

●家具の上部と天井の間に、ポール式やすき間家具などで家具を固定する場合は、

ストッパー式や粘着マット式を併用すると効果があります。

●ポール式の場合は、天井に下からの突き上げに耐える強度が必要で、

強度がない場合は、当て板などで補強する必要があります。

●マット式やストッパー式の器具の単独使用は効果が小さく、家具の重量、

奥行きなどの条件によっての違いはありますが、一般的に大きな家具には適していません。

闇雲に固定するよりも、効果の大小を理解して対策した方が良いでしょう。

出典:東京消防庁

 

家具類への対策② 家の安全スペース

家具類への対策② 家の安全スペース

2017/11/06

住居内でなるべく物を置かない安全なスペースを作っておきましょう!

緊急地震速報を受けた場合は、予め定めた安全なスペースへ退避し、

姿勢を低くして身の安全を図りましょう!

安全スペースには厚手の手袋、底の厚い履物を用意しておきましょう!

<安全スペースの例>寝室・自宅内廊下・共用廊下・エレベーターホールなど

 

出典:東京消防庁

 

家具類への対策① 安全な家具の配置

家具類への対策① 安全な家具の配置

2017/11/04

家具の配置には注意が必要です。

 

<避難経路をふさがない配置にしましょう!>

上のイラストにあるように、家具が倒れたことで避難通路になるべき扉をふさいでしまう可能性があります。

右図のように仮に倒れたとしても扉の開閉の妨げにならない配置にしましょう!

 

<廊下に家具類は置かない>

外側に開く扉の場合、廊下に物を置いてあると倒れてしまい、避難通路となるべき出入り口をふさいでしまう可能性があります。

段ボールが倒れただけでトイレから出られなくなってしまったということもあるようです。

避難通路になるであろう廊下にはできる限り物を置かないようにしましょう!

 

<「寝る場所」や「座る場所」にはなるべく家具を置かないようにしましょう!>

置く場合には背の低い家具にするか、家具の置き方を工夫しましょう!

上のイラストのように、できる限り背の低い家具類にすれば危険は多少低くなります。

また、大きな家具類は転倒するであろう場所が寝たり座ったりする向きにならない、下のイラストのような置き方・向きにしましょう!

 

<その他のポイント>

地震による揺れなどを軽減するため、家具に物を収納する時は、重いものは下へ、

軽いものは上へ収納したうえで、扉をストッパーで固定しておきましょう!

 

出典:東京消防庁

 

地震による家具類の動きと被害

地震による家具類の動きと被害

2017/11/03

地震の揺れによって、家にあるテレビ、タンス、お皿などが壊れることがあります。

また、大きな物が倒れてきてけがをしてしまったり、お皿が落ちて割れてしまったり、

物が動いて逃げ道が塞がれてしまったりすることもあります。

このようなことが起きないように、タンスを置くところをかえてみたり、

タンスが動かないように固定する方法があります。

 

地震の揺れで家具類や家電製品がどのような動きをしてどのような被害をもたらすか?をまとめると次のようになります。

●転倒

 周囲の人、物への重大な被害

 避難通路の障害

 火災器具への転倒による火災発生

●落下

 周囲の人、物への重大な被害

 避難通路の障害

 収納物が火災器具上に落下することによる火災発生

●移動

 周囲の人、物への重大な被害

 避難通路の障害

●変形

 収納物の移動、落下、破損

●収納物の落下

 周囲の人、物への被害

 収納物破損

 避難通路の障害

 収納物が火災器具上に落下することによる火災発生

●扉の開閉・落下

 人への被害

 発音による心理的影響

 避難通路の障害

 収納物の落下

●引き出しの飛び出し

 周囲の人、物への被害

 収納物破損

 避難通路の障害

●ロッキング

 周囲の人、物への被害

 収納物破損

 発音による心理的影響

※出典:東京消防庁

 

地震に対する建物の備え

地震に対する建物の備え

2017/11/02

大きな地震が起きても簡単には倒壊しない強い家に住むことが大切です。

家を建てる時には、家の強度について基準が決められています。

しかし厳しい基準の時に建てられた家と、そうでない家があります。

 

阪神・淡路大震災では6434人の尊い命が奪われました。

死者数の大部分が建物等の倒壊が原因で、現在の耐震基準を満たさない昭和56年以前に建てられた建物に被害が集中しました。

国は住宅や多数の人が利用する建築物の耐震化率を平成15年の75%から平成27年までに少なくとも90%にする目標を定め、

さらに平成32年までに95%とする新たな目標を定め、建築物に対する指導等の強化や計画的な耐震化の促進を図っています。

平成25年時点の耐震化率は住宅が82%、多数の人が利用する建築物が約85%となっています。

耐震化を促進するために、耐震診断や耐震改修にかかる建築所有者などの費用負担を軽くするため、

国や地方公共団体により「補助」「税制」「融資」に係る支援メニューが用意されています。

例えば・・・

●木造住宅の無料耐震診断

 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅の無料耐震診断。

●木造住宅耐震改修助成

 無料耐震診断の結果「倒壊の可能性がある」と診断された木造住宅を対象に耐震改修費の一部を補助するもの。補助金額や補助率は市町村によって異なります。

●木造住宅耐震シェルター、耐震ベット設置補助

 耐震シェルター、耐震ベットを設置する世帯を対象に助成金の交付を行っています。

※これらの詳細は、各県、市区町村の相談窓口に相談してみましょう!

 

このような公的に利用できることを調べたり、現実的にできる対策は何か?

まずは労を惜しまないことがいざという時の対応力を高めることにつながります。

 

災害に対する備えや心構え

災害に対する備えや心構え

2017/11/01

地震、噴火、津波が起きてしまった時のために、準備はできているでしょうか?

これらはいつ起きてもおかしくありません。

 

現在、日本は大きな災害や少子化におる人口減少など、困難な時代を迎えつつあります。

これを克服するには、自らの命を自ら守る「自助」と、互いに助け合う「共助」の力が大切です。

この2つは人間や社会の「生きる力」といえ、家庭や地域社会での学習や行動を通して育む必要があります。

大きな災害を克服するには

「危険を避ける」

「災害に負けない抵抗力をつける」

「災害後にたくましく回復する力を持つ」

ことがポイントになります。

●危険を避ける

危険を避ける基本は、災害の少ない安全な土地に住むことです。

先人たちは危険を避け、自然と折り合いをつけながら生活をしてきました。

かつての集落場所は危険の少ない台地や丘陵地のふもとが多いようです。

しかし、人口増加と都市への集中で土地が不足し、

昔は危険と考えられていた川沿いや海沿いの低地に住居がたくさん建てられる時代です。

子供たちには、将来のアパート選び、新居選び、マイホームづくりなどで、

安全な土地を選んだ方が良いでしょう。

●災害に負けない抵抗力をつける

家具の転倒防止や家屋を耐震化し、地震の揺れで倒れない対策を講じます。

まずは、自宅の安全確保がすべての基本であり、部屋の平面図に家具を描き、

さらに家具が倒れた場所を描くと、災害時の危険がすぐにわかります。

●災害後にたくましく回復する力を持つ

災害後を想定した事前の準備、例えば家族の安否の確認方法や避難先の確保、

水や食料の備蓄など十分な準備をしておけば、いち早く生活を回復できます。

あた、つらいことを乗り越えるには、体や心を鍛えておくことも大切です。

いざ、災害が起きたら、培ってきた「生きる力」をフルに活かしましょう!

特に冷静さを心がけてください。

ただし、人の心理は、自分の周囲には危険は及ばないものだと思い込み(正常化のバイアス)

判断を誤ることがあります。これは冷静とは言えません。

テレビやラジオから正しい情報を得て、正しく状況を判断することが大切です。

 

さらに・・・

自分が住んでいる地域で起こった過去の災害や土地の成り立ちを調べていますか?

その手掛かりになるのが「ハザードマップ」です。

マップの種類も、洪水・地震・津波・風水害・高潮など、お住いの地域の特徴によって数種類あります。

インターネットで閲覧できたり、印刷できたりしますが、中には直接配布する市区町村もあります。

配布方法はいろいろありますので、作成元の各市区町村役場へお問い合わせください。

国や自治体等が公開している資料で地域の危険度(地震、津波、液状化)を確認してみましょう!

 

台風による損害はありませんか?保険金請求について2

台風による損害はありませんか?保険金請求について2

2017/10/31

2週連続の台風で被害を受けた方もいらっしゃると思います。

ご加入の保険で補償できるかどうか?

実際にお問い合わせのあった損害や想定される損害の例をいくつかご紹介します。

●エアコン室外機のホースがはずれてしまった

 → 火災保険の風災で修理費用

●雨どいが壊れた

 → 火災保険の風災で修理費用

●屋根瓦が数枚はがれた

 → 火災保険の風災で修理費用

●落雷の影響でテレビ(電化製品)が壊れた

 → 火災保険の落雷で修理費用

●カーポートの屋根が風で飛ばされた、破損した

 → 火災保険の風災で修理費用

●大きな水たまりを走行したら車が動かなくなった

 → 自動車保険のロードアシスタンスで整備工場までレッカーサービス

 → 自動車保険のロードアシスタンス運搬後諸費用で修理中の代車費用

●自宅駐車場で車が水没してしまった

 → 自動車保険の車両保険で修理費用

●強風で飛んできた物にぶつかりケガをした

 → 傷害保険(天災付き)で入通院日数に応じて支払い

●強風で転んで骨折して入院した

 → 医療保険で入院日数に応じて支払い、手術した場合は手術給付金を支払い

上記以外にも様々な災害・損害があるとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

ご自宅に損傷はないか?車に傷はついていないか?などご確認いただいた上で、

ご加入保険の取扱代理店や引受保険会社にお問い合わせください。