噴火に備える

噴火に備える④

2017/11/16

平成26年9月27日午前11時52分に御嶽山が突然噴火し、噴石などにより死者57名、行方不明者6名と大きな犠牲がありました。

当時、御嶽山は噴火警戒レベル1で「平常」とされていました。

御嶽山は平成19年に小噴火を起こし、その際の観測データに基づいて噴火レベルの基準設定が行われました。

今回の噴火は前回よりも前兆の地震活動が弱かったため、噴火警戒レベルを上げることなく、わずか10分間という時間に噴火し、登山者に危険を知らせることができませんでした。

今回の教訓は、レベル1であっても、噴火の危険性があること、過信はできないということです。

また、平成27年5月29日午前9時59分に口永良部島の新岳が噴火した際には、噴火警戒レベルが3から5に引き上げられ、全島民が避難することになったことも、記憶に新しいところです。

居住者だけでなく、土地勘のない登山者や旅行者は事前の心構えや準備が特に必要なのかもしれません。

出典:気象庁