2017/11/09
噴火によってケガなどをしないようにするためには、どうすれば良いか?
まずは噴火に対する基礎知識をもって、行動につなげることが大切です。
<気象庁の発表する火山防災情報>
気象庁は、火山災害軽減のため、全国110の活火山を対象として、噴火警報・予報を発表しています。
噴火警報は、生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流など、発生から短時間で火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない現象)の発生や拡大が予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)を明示して発表します。
なお、「警戒が必要な範囲」が居住地域まで及ぶ場合に発表する「噴火警報(居住地域)」を特別警報として位置付けています。
噴火警報には「警戒が必要な範囲」を踏まえて噴火警戒レベルがあり、防災機関などの行動が避難、避難準備、入山規制、火口周辺規制、平常という5段階のキーワードとして示されています。
これらの噴火警報は、報道機関、都道府県等の関係機関に通知されるとともに、直ちに住民、登山者、入山者に周知されます。
噴火警報を解除する場合等には「噴火予報」を発表します。
これらの情報を入手し、指示に従って適切な行動をすることが大切です。
出典:気象庁