2017/11/01
地震、噴火、津波が起きてしまった時のために、準備はできているでしょうか?
これらはいつ起きてもおかしくありません。
現在、日本は大きな災害や少子化におる人口減少など、困難な時代を迎えつつあります。
これを克服するには、自らの命を自ら守る「自助」と、互いに助け合う「共助」の力が大切です。
この2つは人間や社会の「生きる力」といえ、家庭や地域社会での学習や行動を通して育む必要があります。
大きな災害を克服するには
「危険を避ける」
「災害に負けない抵抗力をつける」
「災害後にたくましく回復する力を持つ」
ことがポイントになります。
●危険を避ける
危険を避ける基本は、災害の少ない安全な土地に住むことです。
先人たちは危険を避け、自然と折り合いをつけながら生活をしてきました。
かつての集落場所は危険の少ない台地や丘陵地のふもとが多いようです。
しかし、人口増加と都市への集中で土地が不足し、
昔は危険と考えられていた川沿いや海沿いの低地に住居がたくさん建てられる時代です。
子供たちには、将来のアパート選び、新居選び、マイホームづくりなどで、
安全な土地を選んだ方が良いでしょう。
●災害に負けない抵抗力をつける
家具の転倒防止や家屋を耐震化し、地震の揺れで倒れない対策を講じます。
まずは、自宅の安全確保がすべての基本であり、部屋の平面図に家具を描き、
さらに家具が倒れた場所を描くと、災害時の危険がすぐにわかります。
●災害後にたくましく回復する力を持つ
災害後を想定した事前の準備、例えば家族の安否の確認方法や避難先の確保、
水や食料の備蓄など十分な準備をしておけば、いち早く生活を回復できます。
あた、つらいことを乗り越えるには、体や心を鍛えておくことも大切です。
いざ、災害が起きたら、培ってきた「生きる力」をフルに活かしましょう!
特に冷静さを心がけてください。
ただし、人の心理は、自分の周囲には危険は及ばないものだと思い込み(正常化のバイアス)
判断を誤ることがあります。これは冷静とは言えません。
テレビやラジオから正しい情報を得て、正しく状況を判断することが大切です。
さらに・・・
自分が住んでいる地域で起こった過去の災害や土地の成り立ちを調べていますか?
その手掛かりになるのが「ハザードマップ」です。
マップの種類も、洪水・地震・津波・風水害・高潮など、お住いの地域の特徴によって数種類あります。
インターネットで閲覧できたり、印刷できたりしますが、中には直接配布する市区町村もあります。
配布方法はいろいろありますので、作成元の各市区町村役場へお問い合わせください。
国や自治体等が公開している資料で地域の危険度(地震、津波、液状化)を確認してみましょう!